大矢アキオ『喰いすぎ注意』…プジョー塩・胡椒挽きのディープな世界

自動車 社会 社会
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…プジョー塩・胡椒挽きのディープな世界
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…プジョー塩・胡椒挽きのディープな世界 全 7 枚 拡大写真
2
“総本山”にない理由

プジョーのミルは本場フランスを旅していると、いろいろなところで出会う。観光ついでには、パリ・シャンゼリゼにあるプジョーのショールームで購入するのがいちばん手っ取り早い。

いっぽうパリのマルシェ(市)の一部にも、プジョー製ミルばかりがずらっと並んだ屋台が出ていることがあって、それは壮観だ。ちょっとした食堂にも置いてあることが多い。

【画像全7枚】

ただし、意外な事実もあった。フランス東部ソショーにあるプジョー博物館でのことである。そこには、カンナから砲弾、銀歯まで、過去にプジョーが生産したありとあらゆる製品が展示されている。

にもかかわらず、併設レストランのテーブルにはプジョーのミルが置かれていない。不思議に思って博物館の学芸員に聞けば、「持って行かれてしまうので、やめた」のだそうだ。日本の高速SAの食堂なら、「がんこおやじの わさびふりかけ」に「本品は売店で販売しています」とシールを貼るだけで済むのだが。たとえ善男善女であっても、プジョー・ワールドに酔いしれたあと、つい魔がさすのであろう。高額商品ゆえの悩みである。

イタリアの我が家にも、プジョーの塩用と胡椒用のミルがある。ボクと同業で、料理ネタを書くことが多い女房が「世界の一流料理人はプジョーを使っている」とかなんとか言って、ずいぶん前にフランスで購入したものだ。

ボディがオリーブの木でできたものなどは円にして1個1万円を超えるが、我が家で買ったのは5000円前後のアクリル製である。かくしてウチも、プジョー(ミル)オーナーになった。「七味とうがらし」や「顆粒だしの素」とともに台所棚に収まるその姿は、トヨタ『クラウン・コンフォート』と日産『クルー』のタクシーに前後を挟まれたプジョー『308』のようでもあった。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 続きを読む

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに『パジェロ』新型登場! 三菱自動車も変わる?…ニュースランキング
  2. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  3. 【日産 キックス 新型試乗】先代とは打って変わって、何もかもが「いい」…島崎七生人
  4. 伝説のニンジャが1/4ダイキャストモデルに、『週刊 カワサキ Ninja GPZ900R』2027年1月創刊へ
  5. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る