『エコカー激突! 次世代エコカー開発競争の真実』
館内端:著
価格:1869円 発行:技術評論社
09年、エコカーの“本命”となる電気自動車が市販された。しかしその価格は一般に普及するにはあまりにも高すぎる。と、これまでの自動車をみる同じ視点で電気自動車を比較しては、自動車に関する問題の解決にはならない。
バッテリーの革新的な性能向上とコストダウンが進めば、これまでの自動車の代替えとして電気自動車が存在できるかもしれないが、どうやら、大量生産、大量消費を前提とした自動車産業のシステムや私たちのライフスタイルそのものを、考え直さなければいけない時期にきているようだ。
石油資源には限りがある、いずれ「ガソリンを使わないクルマ」へと移行しなければ我々はクルマを手放さなくてはならない。恐竜のように絶滅の危機に瀕するビッグスリーを横目に、激変する世界市場に対応して次世代エコカー開発競争で生き残るのは誰か? 本書では、館内端氏が長年の活動やメーカー内部の取材をもとに、知られざる真実を明らかにする。