ヤンマーは23日、農耕トラクタ『EF116』『EF118』『EF120』『EF122』のかじ取り装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
不具合は2点で、(1)かじ取り装置のピットマンアーム支点ピンの固定方法が不適切なため、ピンの固定ボルトが緩み、ピンが脱落してかじ取り操作ができなくなるおそれがある、(2)かじ取り装置のパワーステアリングシリンダ固定ピン取付ボルトの締め付け力が不足しているため、ボルトが緩み固定ピンが脱落してかじ取り操作ができなくなるおそれがある。
(1)については全車両、ピットマンアーム支点ピンと固定ボルトを対策品に交換し、支点ピンにCリングを追加する。(2)については、全車両、パワーステアリングシリンダ固定ピンの取付ボルトを規定の締め付け力で締め付ける。
不具合発生件数は(1)が9件、(2)が2件で、いずれも市場からの情報で発見した。事故は起きていない。