水深57mからブガッティ---72年間放置された理由

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水深57mからブガッティ---72年間放置された理由
水深57mからブガッティ---72年間放置された理由 全 2 枚 拡大写真

イタリア-スイス国境にあるマッジョーレ湖の湖底で7月初旬発見されたブガッティが12日、スイス側アスコナのダイビングクラブによって引き上げられた。引き上げられたのは1925年ブガッティ・タイプ13「ブレシア」。

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この車両が1925年にフランスのナンシーで登録されたことは発見直後から判明していたが、より詳しい経緯が今回明らかになった。それによると、購入したのは当時ナンシーに住んでいた建築家。

彼は購入3年後の1928年にスイスへ移り住んだ。その際ブガッティも持って行ったが、高額な関税を避けるべく、正規の通関手続きを行なわなかった。後年スイスを去ることになった建築家は、家主家族のもとにブガッティを置いていった。

しかし通関を経ていない車両に対する追徴課税を恐れた家族は1937年、マッジョーレ湖にブガッティを沈めてしまった。以来、第二次大戦を挟んで72年間、水深57mの湖底でブガッティは眠り続けた。

今回引き上げられたブガッティは劣化がひどく、再生できる状態にないといわれているものの、近日地元のチャリティオークションに掛けられる予定だ。

ちなみに、2008年パリのボナムス・オークションでは、ブガッティ・タイプ51のシャシー単体が4万1000ユーロ(約557万円)で落札されている。今回もそれなりのプライスがついて、「腐ってもブガッティ」といわれるかどうか、興味深いところだ。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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