米国トヨタ販売は23日、ニューヨークで新型『プリウス』をPRするキャンペーンを開始した。
ニューヨーク中心部のフラットアイアンプラザに出現したのは、「ソーラーフラワー」。高さ5.5mという巨大なもので、根元部分は最大10人が座れるベンチになっている。
このフラワー型ベンチは、単なる休憩スペースではなく、ソーラーの名の通り、花びら部分に太陽電池を内蔵。8 - 21時の間、この電力を利用して、無料で携帯電話やパソコンの充電ができる。もちろん、無線LANによるホットスポットとなっており、インターネットへの接続も可能だ。
このキャンペーンは8 - 19日にボストンで開催され、今回ニューヨークへ移動。米国トヨタによると、新型プリウスのコンセプト、「人、自然、車との調和」をアピールする狙いがあるという。
米国トヨタのマーケティング担当、キム・マッククロー氏は「ひとりひとりの環境への意識が、いかに大切かということを表現したかった」と、キャンペーンの目的を説明している。
このキャンペーン、ニューヨークに続いて、シカゴ、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスでも展開。日本では受注殺到により、来年3月末のエコカー減税適用期限に納車が間に合わないことが話題のプリウスだが、米国ではエコフレンドリービークルとしてのイメージを着実に高めている。