【フランクフルトモーターショー09】ロシアからスーパーカー、MARUSSIA…危険な香り

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【フランクフルトモーターショー09】ロシアからスーパーカー、MARUSSIA…危険な香り
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ロシアのMARUSSIA社は15日、スーパーカー『B2』を初公開した。最新の欧州製スーパーカーとは異なるオーラを放つスーパーカーだ。

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MARUSSIA社はロシアの小規模メーカー。昨年、『B1』を発売し、スーパーカー市場へ参入した。B1はコスワース製の3.5リットルV6(245ps)をミッドシップに搭載。欧州では10万ユーロ(約1340万円)でオーダーを受け付けている。

そんなMARUSSIA社のスーパーカー第2弾が『B2』。その開発には、ルマンやFIA GT選手権で活躍した元レーシングドライバーのニコライ・フォメンコが参画している。

B1がフェラーリなど洗練された欧州製スーパーカーの雰囲気を持っていたのに対して、このB2はイメージを豹変させた。濃紺のボディには、釣り目状のヘッドランプに大きく口を開けたグリル、尖ったように突き出したリアのディフューザーと、どことなく危険な香りの漂うスーパーカーに仕上がっている。

ミッドシップに搭載されるエンジンは、B1から譲り受けたコスワース製3.5リットルV6。しかし、その最大出力は245psから420psへ約70%もの出力向上を果たしている。チューブフレームシャシーにコンポジットボディを載せる手法はB1と同様だ。

MARUSSIA社は、フランクフルトモーターショーでこのB2をワールドプレミアし、欧州市場への売り込みに懸命。しかし、フェラーリやランボルギーニの顧客を振り向かせるのは、並み大抵の努力では難しそうだ。

《森脇稔》

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