三菱ふそう、ロシア市場に参入…キャンター 合弁生産

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キャンター(欧州仕様)
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三菱ふそうトラック・バスは1日、ロシアの商用車最大手カマズと提携することで合意した。ロシア市場向けに三菱ふそう製のトラックを生産・販売する合弁工場を設立する。

三菱ふそうとカマズは今年7月6日、合弁事業設立に向けての覚書に調印、合弁事業の最終交渉は10月下旬の完了を予定している。
 
合弁工場は「ふそうカマズ・トラックロシア」で、三菱ふそうブランドのトラックを販売する予定。トラックの生産は、ロシアのタタールスタン共和国、ナベレジヌイェ・チェルヌイにあるカマズの工場で行い、合弁会社の販売部門と管理部門は、同共和国カザンに拠点を置く。
 
合弁会社は、小型トラック『キャンター』を生産する。トラックはノックダウン方式で、年内に生産を開始する予定。今後、部品・コンポーネント類の現地調達化を進めていく予定です。
 
今回の三菱ふそうとカマズの提携は、2008年12月にダイムラー・トラック部門が結んだ、カマズ社、ロシア技術公社、トロイカダイアログ投資銀行との戦略的な提携関係が基盤となっている。ダイムラー・トラック部門はカマズに10%出資している。
 
三菱ふそうは、国内商用車需要の成長が見込めないため、ダイムラーとのシナジーを追求する一環として海外戦略を強化している。

《レスポンス編集部》

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