東京ガスと市川環境エンジニアリングの子会社であるバイオエナジーは、2010年度から2019年度までの10年間、食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入に関する基本契約を締結した。
今回締結した基本契約は、都市ガス振興センターが公募していた「バイオガス都市ガス導管注入実証事業」にバイオエナジーが申請、採択されたことに伴うもの。
食品残さ由来バイオガスの都市ガス導管への注入・受入は、日本で初めてとなる。
東京ガス、バイオエナジー、市川環境の3社は、2008年度からバイオガスを都市ガスとして利用するための技術検証を共同で行い、2009年2月にはバイオエナジー城南島食品リサイクル施設内にテスト装置を設置し、バイオガスに含まれるCO2や不純物を除去する精製テストを1か月間実施している。
今後、バイオエナジーは、食品残さ由来のバイオガスからメタンガスを回収し、都市ガスと同等の成分、熱量に調整し、付臭の上、都市ガス導管への注入を行う。