日本郵船と郵船航空サービスは2日、日本郵船の陸上輸送・倉庫・配送や海上フォワーディング業を中心とした物流事業と、航空フォワーディング業を軸とした郵船航空の物流事業の再編と統合に向けた協議を開始することで合意したと発表した。
日本郵船と郵船航空は、日本郵船グループとして、それぞれ総合物流サービスを提供してきた。グローバル化する顧客の物流需要に応え、世界トップレベルの物流サービスを提供するため、従来の事業体制の枠を超えて、グループの物流事業の再編・統合も視野に入れた抜本的な事業戦略を検討する必要があると判断した。
日本郵船、郵船航空は、郵船航空と子会社NYKロジスティックスジャパンを2010年4月以降、郵船航空へ統合し、その他の海外の両社グループの物流事業については今後2年以内を目処に順次統合することを目指して協議する。統合後も統合新会社は日本郵船の上場子会社の地位を維持する。