政府は3日付で2009年秋の叙勲を発表した。受章者は4024人で、このうち最高位の旭日大綬章には自動車産業の業界発展に尽力した張富士夫・トヨタ自動車会長ら11人が選ばれた。
今回の受章に対し、張会長は「日本をはじめ、世界各国の多くの人々のご指導、ご支援を頂きながら、共に仕事に取り組むことができた結果で、今後とも産業・経済・社会の発展に、いささかなりともお役に立てるよう、引き続き微力を尽くしていきたい」とコメントを寄せている。
また、2日付で政府が発表した秋の褒章受章者のうち、経済・産業関係で、公共の利益に貢献した人をたたえる藍綬褒章に渡辺捷昭・トヨタ自動車副会長が選ばれており、トヨタ自動車は、今年の秋の叙勲、褒章では社長経験の張会長、渡辺副会長のダブル受章となった。さらに、トヨタグループでは渡辺氏と同じ藍綬褒章に安田善次・関東自動車工業会長が選ばれている。