韓国のGM大宇自動車技術(GM大宇、デーウ)は、ゼネラルモーターズ(GM)が4912億ウォン(4億1200万米ドル)の割当増資を実施したと発表した。GM大宇は、調達した資金を一般事業向け資金として満期に近い債務の返済などに充てる予定。
韓国開発銀行(KDB)、スズキ、上海汽車工業総公司(SAIC)といったGM大宇のその他の大口株主は、今回の株主割当増資で新株を取得しないため、GMの出資比率が上がった。
GM大宇のマイク・アカモンCEOは「会社を再び安定成長させようとする中、新株の発行が無事完了したことで、GM大宇の資金流動性と収支ポジションは大幅に改善される」としている。
GM大宇は1億6268万9343株を、1株あたり3019ウォンで発行、GMが全株式を引き受けた。増資後のGMの出資比率は70.1%となり、韓国開発銀行が17.0%、スズキが6.8%、SAICが6.0%となる。