トヨタ、米国新車販売は3.5%減…10月実績

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米国トヨタ販売は3日、10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は15万2165台で、前年同月比は3.5%減(季節調整済み)と2か月連続のマイナス。しかし、レクサスブランドは15.5%増の1万9502台と好調だ。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が4.9%減の3万0136台、『カローラ』が9.4%減の2万5717台と減少。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』は、10.3%増の1万3496台と2か月ぶりのプラスに転じた。

1月に発売した新型クロスオーバー『ヴェンザ』は5035台を販売し、9月の4738台よりも増加。『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、前年同月比13.2%減の4384台と不振が続く。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比10.2%増の1万3971台と、5か月ぶりのプラス。大型ピックアップトラックの『タンドラ』も、13.1%増の7537台と4か月ぶりに増加した。

レクサスブランドでは、新型を2月に投入した『RX』が8316台を販売し、前年同月比は54.8%増と9月の70.3%増に続く大幅な伸び。『IS』も10%増の3162台と2か月連続で増加した。マイナーチェンジ直前の『ES』は値引き販売が行われたもようで、2.8%増の4413台と売れた。

8月に投入された新型ハイブリッドセダン、『HS250h』は1527台を販売。8月の543台、9月の1242台に対して、台数を上乗せした。レクサスブランド単体では、前年同月比15.5%増の1万9502台と、トヨタブランドの5.8%減/13万2663台と比べて好調だ。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)が前年同月比33.8%減の1782台、『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)が48.8%減の1023台と、9月に続いて大きく販売台数を落とした。

ハイブリッド車の販売は、前年同月比10.9%増の1万8757台と好調。中でもレクサス「RX450h」は145.7%増の1567台と、大幅な伸び。レクサスブランドとハイブリッド車の好調が、10月の米国トヨタ新車販売では目立つ結果となった。

《森脇稔》

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