NTTデータは、電気自動車(EV)の充電インフラを整備するため、実証実験を行う。14の企業・自治体との連携体制を構築し、東京・神奈川・大阪の23拠点で充電設備と150台のEVを利用して、さまざまな利用形態におけるサービスの検証を2010年1 - 2月に実施する。
実験は、経済産業省資源エネルギー庁が推進する2009年度電気自動車普及環境整備実証事業の一環。
NTTデータは各社・各自治体が個別に保有している充電設備をネットワークでつなぎ、共通利用できるプラットフォームとしてEV利用者がシームレスに充電設備を利用できる環境の構築を目指し、実証実験を行う。
実証事業では、充電設備に対して、通信モジュールや非接触型ICカードリーダ/ライタを付加し、充電サービスセンタとの通信・接続を行うことで、利用者認証機能や企業間精算機能などのサービスを実施する。
EV利用者にはNTTデータからICカードを提供し、共通インフラ化された充電設備であればどこでも充電可能な環境を構築する。その上で、充電設備を使用する際に、ICカードによる利用者認証を行うことで、利用者や利用時間、充電量などの情報を取得し、さまざまな利用形態によるサービスについて検証する。