新型インフル緊急企画! ヨーロッパ各国のハンドドライヤー大集合

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写真1:目下イタリアでポピュラーなアルコール消毒液「アムキーナ」
写真1:目下イタリアでポピュラーなアルコール消毒液「アムキーナ」 全 10 枚 拡大写真

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ダイソンのハイテク・ドライヤー

手洗いといえば、ヨーロッパ各国を旅していて面白いのはハンドドライヤーである。トイレの洗面台の横に設置されていて、空気で手を乾かす、あれだ。欧州では国ごとに、さまざまなタイプがあるのである。

今回紹介するのは、ここ数年各国の公衆トイレで、不審の眼差しを顧みず撮影を敢行した、渾身のハンドドライヤー写真である。

まずは新しい機種から。日本ではサイクロン式掃除機で有名な英国ダイソンによるハイドドライヤー『エアブレード』である(写真2)。写真は、オーストリアのサービスエリアで今年7月に撮影した。掃除機同様、デザインはきわめて秀逸である。

スペック的にも申し分ない。通常のハンドドライヤーが手を乾かすのに44秒かかるのに対して、ダイソン製は僅か10秒。噴き出す空気は病院でも使われるHEPAフィルターを通るため、たとえ元がトイレ内の空気であっても、99.9%のバクテリアを除去する。送風に用いられるのはダイソン開発による『デジタルモーター』で、回転数は8000rpm、毎秒37リットルの空気を送る。そのうえ電力消費は、従来型より8割以上少ない。

しかし、ボク自身の集中力のなさゆえか、手を出し入れするときに(たぶん先の人も触れてしまったであろう)開口部上下を、つい触ってしまう。したがって、あくまでも個人的見解だが、いまひとつ満足感がないのが、こうした「差し入れタイプ」だ。

ということで、本体の下に手を差し出す、ポピュラーなタイプに移ろう。写真3は、今年2月パリで発見したものだ。メタリックなオブジェ感覚が大変気に入っているが、ハンドドライヤーと気がつかない人もいるのは皮肉なところである。

参考までに、オーソドックスな形状として、パリで撮った別のタイプ(写真3)と、ジュネーブで撮影したもの(写真4)も紹介しておこう。いずれも、日本のような吹き飛ばした水を受ける皿は付いていない。

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《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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