住友ゴム、泉大津工場の生産を国内の3工場へ移管

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住友ゴム工業は、泉大津工場の日産約1万7000本の乗用車用ラジアルタイヤ生産を、国内の3工場に全面移管すると発表した。

泉大津工場は旧オーツタイヤの生産工場で、1944年に操業を開始した住友ゴムで最も古い工場だ。同社では現在、大規模地震のリスク対策として全事業所で耐震補強を進めているが、泉大津工場は築60年を超えた木造建築で完全補強は不可能だという。

震災発生の場合、新車用タイヤをはじめとするタイヤ供給が長期間停止する懸念があり、建替えの場合も、1年以上に及ぶ工事期間中は生産が停止するため、経営上のリスクが大きいと判断した。生産量が低迷している今のうちに乗用車用ラジアルタイヤの生産を名古屋、白河、宮崎の3工場へ移管することになった。

SUV用タイヤ、各種バイアスタイヤ、クリーンラバーに限り、泉大津工場の耐震工事済み建屋を活用し、生産を継続する。

生産移管品目に携わる従業員は、労働組合と協議の上、名古屋工場など他事業所への転籍により全員の雇用を確保する。人事異動は、2010年7月から順次行う予定。

《レスポンス編集部》

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