富士の裾野にランチアが集った日 ランチアランチ

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勢ぞろいしたランチア・デルタ・インテグラーレ
勢ぞろいしたランチア・デルタ・インテグラーレ 全 12 枚 拡大写真

ランチアクラブジャパンが主催する「ランチア・ランチ」が12月6日に富士教育研修所(静岡県裾野市)において開催された。

1992年に発足したランチア・クラブ・ジャパンは、ランチア車を媒体にして人と人との交流と親睦を図ることを主な目的としたカークラブで、現在200名を超える会員数を有する。そのクラブイベントとして年に1回の会員総会ともいうべきものが「ランチア・ランチ」である。

ランチアは100年を超える歴史を持つメーカーであるが、残念ながら日本では現在、正規輸入ディーラーは存在してはいないため、こういったクラブ単位での活動でオーナー同士のきずなを強め、また情報交換を行っているようである。

前日までの雨とは一転、快晴に恵まれた当日、80台を超える参加車が集まり、来場者の目を楽しませた。また、ランチア・ランチはクラブ員以外の参加及び見学が出来るため、ランチアファンも多く訪れていた。

今回は戦前のランチア『ラムダ』といったモデルの参加は見られなかったが、初めてGTの名称を使用した『アウレリア』や、先日100周年を迎えたザガートボディをまとった『フラミニア・スーパースポルト・ザガート』、そして、地味な存在ではあるが『フルビア・ベルリーナ』といった非常に珍しいモデルも見られた。

そして、日本には当時輸入されなかった『ガンマ・クーペ』が今回参加し、来場者を驚かせた。このモデルは、水平対向4気筒で2500ccという非常に珍しいエンジンを搭載、また、ピニンファリーナのボディをまといエレガントな雰囲気を漂わせた当時のフラッグシップクーペであった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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