日産、ポルトガルのリチウム電池工場の建設地を決定

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ゴーン社長とEVリーフ&ランドグライダー(東京モーターショー09)
ゴーン社長とEVリーフ&ランドグライダー(東京モーターショー09) 全 3 枚 拡大写真

日産自動車は8日、ポルトガルでのバッテリー生産工場の建設地をルノーカシア工業団地に決定した。リスボンで、ポルトガルのジョゼ・ソクラテス首相や同社のカルロス・ゴーン社長が出席して調印式を行った。

高性能リチウムイオンバッテリーの生産を行う新工場は、ポルトガルの首都であるリスボンから北に約250kmに位置するアベイロにあるルノーカシア工業団地に建設する。

工場は2010年に着工し、ルノーと日産向けの電気自動車用リチウムイオン電池を2012年から生産開始する予定。年間生産能力は車両で6万台分となる。

ソクラテス首相は「再生可能なエネルギーを持つ国の中で先頭を走っているポルトガルは、国内全域にEV用の充電ネットワークを敷設することによって、電動モビリティの先駆者になる。ポルトガルはルノー・日産アライアンスがバッテリー工場を建設することで、EVの研究、生産、部品試作とソリューションを示す国となる」と述べた。

日産は、ポルトガル政府との合意の下、新工場に1億6000万ユーロ(212億5760万円)を投資し、200人の新規雇用を創出する。

日産はポルトガル政府と日産、ルノーが2011年1月から電気自動車を市場投入するとともに、政府は今後2年間に全国規模で1300カ所の充電ステーションを設置する協定を結んでいる。

《レスポンス編集部》

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