パトカーから逃れようとしたクルマ、電柱に激突大破

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21日未明、熊本県熊本市内の県道で、直前までパトカーの追跡を受けていた乗用車が路外に逸脱。道路左側の電柱に衝突する事故が起きた。この事故でクルマは大破。乗っていた男性3人が重傷を負っている。

熊本県警・熊本南署によると、事故が起きたのは21日の午前2時40分ごろ。これより約10分前の午前2時30分ごろ、熊本市南熊本3丁目(N32.46.58.6/E130.42.59.1)付近の国道266号をパトロールしていた同署パトカーが、助手席同乗者がシートベルト未着用の乗用車を発見。マイクでベルト着用を呼びかけた。

その数分後、同じクルマが約300m離れた熊本市萩原町(N32.46.49.3/E130.42.42.6)付近の県道で前走車を強引に追い越したのをパトカー乗員が目撃。はみ出し禁止区間であったことから停止を命じたところ、クルマはこれを無視して逃走を開始した。

パトカーは追跡を開始したが、クルマは信号無視や逆走を繰り返し、猛スピードで走り続けた。パトカーは振り切られる状態となったために追跡を断念。クルマの逃走方向に向けて進行していったところ、追跡を断念した地点から約600m離れた熊本市出仲間7丁目(N32.46.1.6/E130.43.6.7)付近の県道で路外に逸脱し、道路左側の電柱に激突しているクルマを発見した。

クルマは大破しており、運転していた城南町内に在住する20歳の男性が骨盤骨折の重傷。助手席に同乗していた20歳の男性が足と腰骨を折る重傷。後部座席に同乗していた20歳の男性も足を骨折する重傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。

現場は片側1車線の緩やかなカーブ。クルマは80 - 90km/h程度の速度で走行していたとみられる。警察は運転していた男性の回復を待ち、自動車運転過失傷害や道路交通法違反容疑で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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