【東京オートサロン10】ダンロップD1参戦体制…今村が移籍、野村謙続行

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ダンロップのD1記者会見。中央が今村陽一。今年は昨年のように「棚ぼた」ではなく、実力で王座を取るとも誓った
ダンロップのD1記者会見。中央が今村陽一。今年は昨年のように「棚ぼた」ではなく、実力で王座を取るとも誓った 全 9 枚 拡大写真

D1グランプリ関連の発表や車両展示の多い近年のオートサロン。ダンロップもそのひとつで、同カテゴリーへの2010シーズンの参戦体制の記者発表を、初日の15日および2日目の16日に行った。

最大の目玉は、ブリヂストンの撤退により実現した、02・09年王者の今村陽一の移籍。今村は、10年に及ぶD1の歴史の中で、唯一複数回王座に就いている選手。引き出しの多さではナンバー1と呼ばれるテクニシャンだ。所属チームのチームボスとともに陣営の一員となり、ステージでは新鮮なダンロップのイエローをまとった姿を披露した。

今村は「(ダンロップ陣営では新人なのと、D1ドリフターの中では年齢的に中堅であることから)諸先輩方がいらっしゃるので」と、しおらしいコメントかと思いきや、「お台場まではおとなしくしていたいと思います」とまとめ、静かにしているのはシーズンオフの間だけであることを宣言して笑わせていた。

2年連続で終盤に王座を逃してしまったことから、09年シーズン限りでの引退説も出ていたダンロップ陣営の古株である野村謙。そんなウワサがウソのように、いつものファンサービス万点のパフォーマンス付きの博多弁トークで、今年も出場することを宣言していた。マシンは今年もブリッツと組んでの、お馴染みの日産「ER34スカイライン」。ただし、ブリッツでは日産R35型「GT-R」をテスト中で、今シーズン中に同車へのスイッチの可能性もあるかも知れないという話である。

昨年の終盤はNAのハチロクながら王座争いに絡んでいたヒールキャラの日比野哲也(Droo-P)も、引き続きダンロップ陣営で参戦。今年は中古車およびバイク用品チェーンのアップガレージがスポンサーとなることも発表され、日比野のハチロクは昨年のヒールな感じのするブラック系から、アップガレージとダンロップのイエローに塗装されることも発表された。さらに、古参の“帝王”こと古口美範も引き続きダンロップ陣営で参戦する。

そのほか、D1はトップドリフターの圧倒的大多数が30代以上という高齢化の問題を抱えているのだが、それを是正するべく、若手育成の一環として、松川和也を、日比野が所属するDroo-Pの一員として抜擢したことも発表。松川は数少ない現行マシンのレクサス「SC430」に乗る選手で、2010年のカラーリングのデザイン画(予定)も併せて発表された。

《デイビー日高》

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