【デトロイトモーターショー10】トヨタ FT-CH 、デザインに1つのキー

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トヨタ FT-CH
トヨタ FT-CH 全 18 枚 拡大写真

トヨタがデトロイトショーで発表したハイブリッド・コンセプト『FT-CH』。その技術・スペック面での全貌は「『プリウス』より一回り小さなサイズ」という以外詳細を明らかにされていないが、内外装のデザインにはひとつのキーがある。

画像18枚:トヨタ FT-CH

そのキーワードとは「8ビットジェネレーション」80年代のシンプルなファミコンを愛するような若者層だ。「現行のプリウスオーナーよりひとつ若いユーザー層にも興味を持ってもらえる、シンプルな中にあるファッショナブルでファンキーなテイストを表現した」のだという。

デザインを手掛けたのはフランス・ニースにあるトヨタ・ヨーロッパ・デザイン・デベロップメント(ED2)。エアロダイナミクスを追及したボディはホイールベース2540mm全長3886mm全幅1740mm全高1397mm。夫々ホイールベースで160mm、全長574mm、全幅5mm、全高93mmプリウスよりも小さくなっている。また内外装の部品点数を減らし、よりシンプルな構造への試みが加えられていることに注目だ。

エクステリアデザインを担当したKen Billes氏は、「エクステリア面では、ハイブリッドカーに求められるエアロダイナミック且つアフォーダブルなデザインコンセプトに取り組みました。長く伸びたルーフラインを持つトライアングルのフォルムのボディ、バンパー両側に縦型に配したフォグランプや前後方向にのびるヘッドランプのデザインはプリウスの流れを汲むもので、トヨタのハイブリッド車のアイコンを表現しました」

「欧州専用モデルの『アイゴ』のようにテールゲートはシンプルなフレームレスで、さらにテールランプをガラスハッチ内に埋め込むなど極力パーツ点数を減らす工夫も施しています」とコメント。

インテリアに目を転じると、こちらにもいくつかのユニークな試みが用いられていることが見出せる。

内装デザインを担当したBen Urwin氏によると、「エクステリアの範疇になるのかもしれないが、ヘッドランプの取り付け部がダッシュボード両サイドに位置することから、スイッチからの配線の簡略化し、取り付け方法もまたパーツ点数もシンプルにすることを試みました。シートは通気性に優れたメッシュ素材を採用。前後を同じ形状(同じパーツ)としました」

「一方、エアロダイナミクスというキーワードでいえば、ステアリングコラムはF1をイメージする等、ファッショナルブルなデザインもふんだんに用いています」とのこと。

単なるデザインスタディに留まらず、コスト削減のアイディアもデザインに織り込まれており、今後プリウスファミリーの裾野を広げるための廉価版モデル開発という意味で、極めて実際的なコンセプトだ。

《ケニー中嶋》

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