富士重工業は、販売特約店の「スバルコリア」を通じて今年4月から韓国の自動車市場に参入する。
スバルコリアは、韓国市場参入のパートナー企業であるKOSグループが昨年6月に設立した販売会社で、スバル車の流通、販売、サービス事業を韓国で展開していく予定。
韓国の自動車市場は、輸入車の販売シェアが安定的に伸びており、特に中型乗用車や小型SUVのカテゴリーが人気となっている。このカテゴリーのスバル車を市場投入してスバルブランドの確立を図りながら、浸透を図っていく。
韓国市場ではトヨタ自動車もレクサスに続いて昨年10月からは「トヨタブランド」で参入するなど、日系自動車メーカーが意欲的に進出している。
富士重の販売車種は、スバル『レガシィ』、『アウトバック』、『フォレスター』の3車種で、初年度600台、5年後に3000台の販売を目指す。販売店もソウルやプサンを皮切りに主要都市に整備していく予定。