三菱重工プラテック、オーストリア企業と提携 多材質樹脂成形機

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三菱重工プラスチックテクノロジー(三菱重工プラテック)は21日、オーストリアの樹脂成形機メーカーのエンジェル・オーストリアと、材質が異なる樹脂を一体加工できる多材質成形機分野で業務提携することで合意したと発表した。

三菱重工プラテックがエンジェル社から、中型二材成形機の供給を受けて「三菱・ENGEL」ブランドで販売する。多材質成形機分野の品揃えを充実し、多材質樹脂成形市場での主導権を握る。

業務提携を受けて、三菱重工プラテックは、主に国内ユーザーに対するエンジェル社製品の営業活動を開始する。エンジェル社から供給を受ける型締力1000t以下の中型の油圧式二材回転射出成形機について、三菱重工プラテックは、仕様の調整・受注から納入・据え付け・試運転、部品供給を含めたアフターサービスまでを一括して担当する。

三菱重工プラテックは現在、電動二材回転射出成形機で型締力1450tと3000tの大型・超大型機を製品化しており、自動車部品メーカーや家電メーカーに納入実績を持つ。省エネ効果が大きい軽量化や製造工程の簡素化に向け、自動車業界や家電業界では多材質樹脂成形に対する型締力1000t以下の需要が高まっており、油圧式成形機で高い技術を持つエンジェル社の製品を導入することで、こうした需要に対応していく。

両社は製品技術や販売網など互いの経営資源を効率的に活用して、多様なニーズに応じたキメ細かい顧客サービスを展開することで、新市場を開拓・育成していく。

《レスポンス編集部》

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