大型トラックの無謀運転、懲役6年の実刑を命じる

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昨年8月、茨城県結城市内の国道4号バイパスで大型トラックを運転中に信号無視を原因とする死傷事故を起こし、危険運転致死傷罪に問われた39歳の男に対する判決公判が1月29日、水戸地裁で開かれた。裁判所は被告に対して懲役6年の実刑を命じている。

起訴状によると、問題の事故は2009年8月21日の午前11時45分ごろ発生している。結城市小田林(N36.17.36.9/E139.50.42.0)付近の国道4号バイパスで、右折用の青信号に従って交差点を右折しようとしていた乗用車に対し、赤信号を無視して対向車線を進行してきた大型トラックが衝突した。

乗用車は大破し、助手席に同乗していた57歳の男性が死亡。運転していた埼玉県越谷市内に在住する51歳の女性も頭部強打の重傷を負った。警察は自動車運転過失致死傷容疑で逮捕したが、トラックは約90km/hの速度で走行していたことが判明。赤信号を無視していたことから検察は危険運転致死傷罪に切り替えて起訴していた。

公判は裁判員裁判として実施。茨城県内で行われた裁判員裁判としては初めて被害者遺族が公判に参加し、「法律で許される一番重い刑にしてください」と要求。これを受けた検察側は最高量刑の懲役10年を求刑していた。

1月29日に開かれた判決公判で、水戸地裁の鈴嶋晋一裁判長は「被告は90km/hの速度を保ったまま、赤信号を無視して交差点に進入したことで本件事故が発生した」と、被告の過失を認めたが、その一方で「被害者遺族が厳罰を求めるのは当然であるが、過去の判例を参照した場合、求めた刑は重過ぎる」と指摘した。

裁判長は被告が謝罪していることにも触れ、「結果は深刻で悲惨だが、反省していることは認める」として、量刑を斟酌。懲役6年の実刑を言い渡している。

《石田真一》

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