【アウディ TT RS 日本発表】速いけど、速いだけじゃダメ

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TT RS
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250kWという高出力のエンジンを搭載し、「TT」シリーズ最速を誇るアウディ『TT RS』(2日発表)。

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5気筒エンジンを積むことでライバルよりも重量が軽く、450Nmと驚異的に太いトルクを1600回転という低い回転数から発生するTT RSは、0-100km/h加速が4.6秒とライバルを引き離す鋭い加速が自慢だ。しかし、TT RSのライバルに対するアドバンテージは速さだけではない。

「環境性能が競合車よりはるかに高いこともTT RSの特徴。燃費は競合車に対して2割、もしくは3割優れています。そこが強みですね」とアウディジャパン営業本部商品企画部長の野田一夫さんは言う。

実際の燃費を見てみると、10・15モードで10.6km/リットル(CO2排出量219g/km)のTT RSに対し、ライバル勢はBMW『325i』が9.3km/リットル(同250g/km)、ポルシェ『ケイマンS』は8.4km/リットル(同276g/km)、そしてメルセデスベンツ『SLK55AMG』では6.9km/リットル(同336g/km)であり、確かにTT RSがもっとも優れている。ここにあげたライバルの中で、TT RSがもっとも俊足でもあるにも関わらずだ。

「TT RSは、技術力をアピールするモデルなのです」と野田さん。

「アウディのお客さんは、ハイパフォーマンスモデルではあっても、単に速ければいいと思っているわけではないと思います。速さと環境という、相反すると思われがちな要素を技術により克服し、ハイパフォーマンスで環境にもやさしいという性能でアウディの技術力を象徴しブランドイメージを高めるモデルだと考えています」(野田さん)

速いだけじゃ許されない! そんな社会に敏感なオーナーのための先進的ハイパフォーマンスカーがTT RSなのだ。

《工藤貴宏》

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