VW アマロック、ダカール完走 全車ノントラブルで

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アマロック
アマロック 全 2 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは3日、「ダカールラリー」のサポートカーとして投入された35台の『アマロック』が、全車ノントラブルで完走したことを明らかにした。

新型アマロックは2009年12月、正式発表。ボディサイズは全長5250mm×全幅1900mmで、最大積載量1.15トンの小型ピックアップトラックだ。エンジンは、パワフルかつ環境性能に優れる直噴2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」2機種。オフロード走行性能を重視して、堅牢なラダーフレームの上にボディを載せる方式を採用し、駆動方式はFR、切り替え式4WD、フルタイム4WDの3種類を設定する。

アマロックは、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊のパチェコ工場で生産。2010年頭に南米主要国で発売され、同年後半にかけて、オーストラリア、南アフリカ、欧州などでリリースされる。

フォルクスワーゲンは1月、南米で開催された「ダカールラリー」に35台のアマロックを提供。アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスを出発し、チリのアントファガスタで折り返す総走行距離9000kmのハードな行程を、サポートカーとして走り抜いた。

途中、アルゼンチンのフィアンバラでは気温50度という灼熱に見舞われ、チリのアンデス山脈では4700mという標高に起因する空気不足により、競技車両の多くがリタイア。しかし、アマロックはトラブルもなく、大会をサポートし続けた。

フォルクスワーゲン商用車部門のWolfgang Schreiber取締役は、「ダカールラリーが、アマロックの優れた耐久性を実証して見せた」と胸を張る。

2010年のダカールラリーは、フォルクスワーゲン『トゥアレグ』ベースの『レーストゥアレグ』が1 - 3位を独占。アマロックの活躍が、これに華を添える形となった。

《森脇稔》

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