シトロエンは12日、コンセプトカーの『DSハイライダー』の概要を明らかにした。シトロエンが新たに公開した写真からは、DSハイライダーの市販版、新型『DS4』の姿が見えてくる。
2009年9月のフランクフルトモーターショーにおいて、シトロエンはDSシリーズの第1弾、『DS3』を発表。3ドアハッチバックボディは、全長3950×全幅1710×全高1460mmとコンパクトだが、高級感にあふれる内外装を採用。大型車から小型車にダウンサイジングする顧客を満足させるクオリティが追求された。
DSハイライダーは、DSシリーズ第2弾、DS4を示唆したコンセプトカー。DS3と同様に3ドアハッチバックボディだが、シトロエンは2ドアクーペに位置づけている。
DSハイライダーのボディサイズは、全長4260×全幅1820×全高1480mmで、DS3よりも、ひと回り大きい。ボリューム感を持たせたフェンダーラインが目を引く。シトロエンは「伝統的な4シータークーペと比較して、コンパクトで背の高いフォルムが特徴」と説明する。
パワートレーンは、ディーゼルハイブリッド。その詳細については、エンジンが「HDi DPFS」であることしか明かされていない。PSA(プジョー・シトロエン)が開発した4WDのハイブリッド、「ハイブリッド4」と見ていいだろう。
DSハイライダーコンセプトは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。シトロエンが公開した写真からは、テキスタイル素材を使用し、独特の加工を施したルーフが確認できる。ほぼ市販状態の仕上がりであることから、DS4の登場は意外と早そうだ。