メルセデスベンツ、国内初の顧客向けドライビングプログラムを実施

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ハンドリング路での走行
ハンドリング路での走行 全 24 枚 拡大写真

メルセデスベンツは18日、国内では初となる一般顧客向けドライビングプログラム「メルセデスベンツ ドライビング・エクスペリエンス」を実施した。本プログラムは18日と19日の2日間にわたって実施される。

開催会場は大磯プリンスホテル。本プログラムでは、まずモータージャーナリスト清水和夫氏による「環境問題への取り組み〜新たな環境技術 “BlueEFFICIENCY”」をテーマにした基調講演を実施。メルセデスの最新ディーゼルを軸とした環境技術について解説した。

講演に引き続いて、2組に分かれて特設コースでのアクティブセーフティ試乗と、『S400ハイブリッド ロング』『C200 CGI』『E250 CGI』(セダン/クーペ)などのBlueEFFICIENCYテクノロジー採用モデルの一般公道試乗を実施。

アクティブセーフティ試乗では、参加者が『Cクラス』や『Bクラス』『Aクラス』各モデルに乗り込んで高速走行時の緊急回避を想定した旋回ブレーキングやスラローム走行、ハンドリングコースなどを体感。ESPの効果や各モデルのハンドリング性能を試した。体験試乗終了後は、レーシングドライバーで今回のプログラムでブリーフィングアドバイザーを担当する松田晃司氏の運転に同乗して、セーフティドライビングの基本を学んだ。

プログラムのスタートから終了まではおよそ3時間。かなり密度の濃いスケジュールだ。特にアクティブセーフティ試乗では、簡単な講習のあとさっそくテストドライブが始まり、いきなり初試乗のクルマでの全開加速やフルブレーキングに戸惑ったが、数回試すうちにスピードメーターを見る余裕が生まれた。可能であれば、セーフティドライブの前に1度でもコースの慣熟走行ができれば、ドライバーはより意識をもって運転できるだろう。

メルセデスの製品広報担当は「応募いただいた方々の内訳は9割がメルセデスオーナーで、また男性が同じく9割を占めた。今回のプログラムの反応を見て継続的な実施やプログラムの内容について検討したい」と今後の計画について述べた。

エコドライブやセーフティドライブを主眼においたドライビングスクールは各メーカーが実施している。今回のプログラムは、複数のモデルを体感でき、クローズドコースとはいえ実際に起こりうる状況での緊急回避走行が可能で、実用度の高いプログラムと言えるだろう。

《北島友和》

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