【ルノー ルーテシアRS 登場】F1直系の空力デザイン

自動車 ニューモデル 新型車
ルーテシアRS
ルーテシアRS 全 6 枚 拡大写真

昨年10月に日本でも発売されたルノー『ルーテシア・ルノースポール』(通称:ルーテシアRS)は、フランス本国でフェイズ2に進化したルーテシア(本国名『クリオ』)をベースに、ルノースポールが、F1の技術をはじめ様々なモータースポーツのノウハウを基に開発したモデルである。

エクステリアは空力に着眼してデザインされている、とルノージャポン広報室の佐藤渉さんはいう。「そもそもフェイズ2に進化した段階で空力は改善されています。そしてルノースポールの場合は速度域が高いので、ダウンフォースを高めるためにディフューザーを付けたり、フロントバンパーやサイドスカートなどによる空力抵抗低減や、排熱のためのフロントフェンダーのエアアウトレットなど、空気の流れに対しF1などのノウハウをより多く注ぎこんでいます」と話す。

エクステリアの特徴はF1の技術直系だと佐藤さんは強調する。「デザインのためのデザインではなく、必要な性能を満たすためのデザインとなっているのです。その考え方はF1と同様、クルマを速く走らせるためにはどういう形が良いのか、という発想で出来上がった形なのです」。

またルノー・スポールというバリエーションに関し、「カルロス・ゴーン(CEO)の意向もあり、ルノースポールというクルマと、ルノーが参戦しているF1とを、もっときちんとリンクをさせるオーダーが以前から出ています。今回のように商品が新しくなるたびに、より強く(F1の技術やイメージが)反映されていく傾向にあります」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る