【ジュネーブモーターショー10】レクサス CT200h…プレミアムコンパクトHV誕生

自動車 ニューモデル モーターショー
レクサス CT200h
レクサス CT200h 全 12 枚 拡大写真

レクサスは26日、新型車『CT200h』の概要を明らかにした。トヨタ『プリウス』と同じハイブリッドシステムを搭載。レクサスブランド初の5ドアハッチバック車は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表される。

CT200hは、2009年9月のフランクフルトモーターショーで披露された『LF‐Chコンセプト』の市販版。BMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』といったプレミアムコンパクトをターゲットに開発された。ライバルに対する最大のアドバンテージは、ハイブリッド専用車という点だ。

CT200hのハイブリッドシステムは、プリウスと基本的に共通。1.8リットル直列4気筒VVT-iエンジンにモーターを組み合わせ、モーター単独、エンジン単独、モーター+エンジンの走行モードを持つフルハイブリッド車だ。アイドリングストップや回生ブレーキも装備する。

2次電池はニッケル水素バッテリー。CT200hはEVモードを備え、最大2km、最高速45km/hでゼロエミッション走行できる。駆動方式はFFで、トランスミッションはE‐CVT。「エコ」「ノーマル」「スポーツ」の3モードが切り替えられる。

エクステリアはレクサスのデザイン概念、「L-フィネス」に沿ったもの。シャープでエッジを効かせたエアロダイナミクスフォルムが特徴だ。ヘッドランプには、LEDデイタイムランニングライトが組み込まれる。ボディサイズは、全長4320×全幅1765×全高1430mm、ホイールベース2600mmだ。

インテリアはクラス最大級のホイールベースが、ゆとりの空間を実現。インパネは上側をディスプレイゾーン、下側をオペレーションゾーンとして、機能を分けた。インパネシフトと、『HS250h』と同様の「リモートタッチ」と呼ばれるマルチファンクションコントロールを導入。荷室容量は345リットル(VDA計測法)で、後席を倒せば700リットルに拡大する。

CT200hは、欧州では2010年後半から販売開始。レクサスブランドに新しい顧客を呼び込めるか、注目される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る