【ジュネーブモーターショー10】サウジアラビアからSUV…ベースはメルセデスGクラス

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キングサウド大学 ガザル1(GAZAL1)
キングサウド大学 ガザル1(GAZAL1) 全 8 枚 拡大写真

サウジアラビアのキングサウド大学は2日、ジュネーブモーターショーにおいて、SUVのデザインスタディ、『ガザル1』(GAZAL1)を公開した。

ガザル1は、キングサウド大学の自動車エンジニアリング科の学生50名が手がけた、初の自動車製作プロジェクトの成果。このプロジェクトは2009年4月にスタートし、マグナシュタイア・イタリーが技術面を、スタジオトリノがデザイン面を監修した。

50枚以上に及ぶデザインスケッチから選出された作品を、実車に落とし込んだのがガザル1。エンジンやシャシーなど、メカニズムはメルセデスベンツ『Gクラス』から流用された。デザインのテーマは、「クラシックかつコンテンポラリーで、高い耐久性を備えること」だ。

車名のガザルとは、ウシ科の動物で、俊足のアラビアンガゼルに由来。グリーンのボディカラーは、アラブで最も好まれる色のひとつだという。

キングサウド大学は年内をメドに、リヤドにおいて、実走可能なガザル1のプロトタイプを公開予定。それをもって、初の自動車製作プロジェクトは完結する。その後の市販計画は不明だが、アラブの富豪からオーダーが舞い込む可能性はありそうだ。

《森脇稔》

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