トヨタの急加速事件を体験するオンライン・ゲームが出現

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http://toyotasimulator.com/
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リコール問題が未だ尾を引くトヨタを揶揄するようなオンライン・ゲームがネットで公開。話題となっている。

トヨタ・シミュレーター(Toyota Simulator。http://toyotasimulator.com/)と名付けられているこのゲーム、画面上ではユーザーが何かアクションを起こすことなくとも、トヨタ車が高速で走行している様子を表示するのみ。唯一車内のモニタ表示画面内には「注意、フロアマットに問題が発生」と警告が出る。同時にドライバーの叫び声のような効果音が再生される。

ゲームを操作する側には自由度は全くなく、ただ単に実写されたと思われる映像を見せられるだけの、ゲームとしても非常に稚拙な内容となっている。ゲームを開発したのは、ウェブ戦略立案をビジネスとするワシントン州シアトル在住のアレン・ハートウィッグ氏。

ハートウィッグ氏の公式サイトによれば、製作のきっかけとして「問題となっているトヨタ車の急加速問題を仮想体験するために私自身の長年のITの経験を活かしました」とある。

トヨタ・シミュレーターは既にいくつもの有名口コミサイトで紹介されているほかニュースなどでも取り上げられ、既に10万ヒット以上を記録。氏のフェイス・ブックでは8000人以上が、Twitterでは1000人以上がシェアをしているという。現在では余りの反響にメールの返事も書けないのだといい、作者本人からのメッセージは現在まで得られていない。

ただ、現在米議会で問題となっている電子制御スロットル装置には言及しておらず、あくまでフロアマットのトラブルと表示してあること、またインターネット界ではこの種の時事問題を揶揄したゲームが配布されることはしばしばあることなどから、このゲームもただ過熱する報道に追随しただけと思われる。

事実、好意的なコメントを残ししている利用者の多くが「おかしく笑ったよ」「面白かった」と他愛もない内容に終始している一方で「酷い嫌がらせにしか過ぎない」といった非難も散見され、ハートウィッグ氏の意図はともかく、ネットユーザーの多くにはあくまで少々品のないジョークと受け止められていると言ったところのようだ。

《NYCOARA, Inc. 田中秀憲》

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