米耐久品質、ポルシェが初の最高評価…JDパワー

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米国の民間調査会社、JDパワー&アソシエイツ社は18日、『2010年米国自動車耐久品質調査』の結果を公表した。ブランド別ランキングでは、ポルシェが2009年調査の9位から初の首位となり、GMのビュイックとジャガーの2年連続1位にストップをかけた(一部既報)。

[写真:リンカーンMKX]

この調査は新車購入から3年経過した時点で、顧客に愛車の耐久品質について質問。質問は、走行性能、エンジン、トランスミッションなど9項目に分かれており、顧客が実際に体験した車両のトラブルを指摘する。今回は2007年モデルを新車で購入した顧客を対象に、2009年10 - 12月に調査を行い、5万2000名以上から回答を得た。

調査結果は、100台当たりの不具合指摘件数を示すPPという単位を使用。このPPが少ないほど耐久品質が高いことになる。業界平均の155PPを上回った上位12ブランドのランキングは以下の通り。

1. ポルシェ(110PP)
2. リンカーン(114PP)
3. ビュイック、レクサス(115PP)※同率
4. マーキュリー(121PP)
5. トヨタ(128PP)
6. ホンダ(132PP)
7. フォード(141PP)
8. メルセデスベンツ(142PP)
9. アキュラ(143PP)
10. ヒュンダイ(148PP)
11. キャデラック/インフィニティ(150PP)※同率
12. スバル(155PP)

今回の調査では、ポルシェが前回調査の9位からジャンプアップし、初の首位に輝いた。ポルシェは部門別でも『911』がプレミアムスポーティカー部門の第2位に選出されている。110PPの数値は、前回1位のビュイックとジャガーの122PPを上回る優秀な結果だ。

また、前回調査との比較では、フォードの高級車ブランド、リンカーンが7位から2位、ホンダが8位から6位、フォードが10位から7位、メルセデスベンツが16位から8位へと、順位を上げているのが目を引く。

日本メーカーでは、2008年調査まで14年連続で首位を維持していたレクサスが、前回2位から3位へ一歩後退。米国での大リコールに揺れるトヨタは3位から5位へ、ホンダの高級車部門のアキュラは6位から9位へ、日産の高級車部門のインフィニティは5位から11位へ、それぞれ順位を落とした。

ただし、これは日本車の品質が低下したわけではなく、他国のブランドが相対的に品質を引き上げてきたのが要因。例えば、米国で日本車を脅かす存在になりつつある韓国のヒュンダイは、前回11位から10位へ、確実に順位をアップ。今回調査の全ブランドの平均値も、155PPと前回の167PPより7%向上している。

JDパワー&アソシエイツ社のデビッド・サージェント副社長は、「自動車メーカーの間で、品質向上を巡る競争は年々激化している」と指摘する。

圧倒的品質を武器に、米国市場で優位に立ってきた日本メーカー。しかし、いまやフォードやGM、ヒュンダイも、日本車と同等の品質評価をユーザーから獲得している。今回のJDパワーの調査からは、日本車の品質神話にも陰りが見えてきた。

《森脇稔》

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