【東京モーターサイクルショー10】充電器を搭載した電動スクーター VX-1

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ホイールベースは1524mmで国産250ccスクーターと同等。脇に立つ充電器は愛知電機製。
ホイールベースは1524mmで国産250ccスクーターと同等。脇に立つ充電器は愛知電機製。 全 5 枚 拡大写真

愛知県を中心に輸入4輪・2輪車のディーラーを展開するホワイトハウスは、米国製大型電動スクーター『ベクトリックス(VECTRIX)VX-1』を4月10日に発売することを発表した。急速充電器を搭載していることが大きな特徴のひとつだ。

ベクトリックスは1996年の創業以来、電動2輪車の研究を進めてきており、最初のプロダクトであるVX-1は、すでに米国のほか英国、イタリア、スペイン、オーストラリアで販売され、米国や英国では緊急車両にも使われている。

バッテリーは3.7kWhのニッケル水素電池、モーターは最高出力27.4ps、最大トルク6.6kgmのインホイールタイプを使用しており、0-80km/h加速6.8秒、最高速度100km/hという性能を備えている。満充電時の航続距離は48km/h定速走行時に約88km、80km/h定速走行時に約56kmとなっている。

車体に急速充電器と充電コードを搭載しているのもVX-1の特徴で、家庭用100/200V電源が使用可能。200Vを使用した場合、約2.5時間で80%の充電が完了になる。

スロットルは一般的なスクーター同様、ハンドル右側のグリップで、手前に回すと加速する点は共通だが、VX-1では逆方向に回すと回生ブレーキが働く。停車時にはモーターを逆回転させ後退させることも可能だ。

フレームはアルミ合金製とすることで、車両重量を210kgに抑えている。前後ディスクブレーキはブレンボ製、フロントサスペンションはマルゾッキ製、リアサスペンションはザックス製だ。

日本では250ccスクーターと同じ軽2輪登録となり、普通2輪AT免許で運転できる。価格は130万円で、発売日の4月10日には、愛知県東郷町にある「オートプラネット名古屋」に直営ショールームがオープンする。初年度は300台の販売を計画しているという。

《森口将之》

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