4月1日から予約受付けを開始した日産『リーフ』。同社グローバル本社(横浜市)で30日に行なわれた会見では、「リーフと同クラスのガソリン車に対して同等の支払額」という点を数値表を用いてアピールしていた。しかしこれは両車ともひと月に1000km走る環境で6年間使用し続けた場合での話だ。
6年間、バッテリーは交換しなくていいのか? 携帯電話やパソコン、白物家電などと同じようにとらえて聞くと、会見で日産関係者は「それらとは次元が違う」と前置きしてこう答えてくれた。
「リーフのバッテリーの寿命については、5年間使用して容量が80%程度、10年間使用で70%の容量を維持しているはずだろうと試算している」(同社関係者)
さらにリーフに搭載される「EV専用ITシステム」の通信料についても、我々の携帯電話の通信料と同じように考えてしまう。
同社が新規に設置したグローバル・データ・センターを活用し、さまざまなドライブ情報を提供するシステムだが、「通信料については、5 - 6年ぶんの通信費を含めて車両本体価格を決定している」と同社関係者は説明していた。
通信料などは数年後にどうなるかわからないが、携帯電話などと違い、「現時点は“通信費コミコミ価格”の車両本体価格となっています」ということらしい。