日産の電気自動車『リーフ』は、様々な部品を内製化することで価格を376万円からという戦略的な価格としたが、同様に内製化することで価格を抑えた、日産自動車製の急速充電器の販売も行うことが30日、明らかにされた。
急速充電器は各社から販売されているが一基350万円程度と非常に高価だ。これに対し日本マーケティングセールス担当の片桐隆夫常務は「日産の急速充電器は、従来の急速充電器の半額程度で販売する」とし、充電設備普及に大きく貢献する。
日産製の急速充電器で他社のEVを充電できるのか、という問いに対し志賀俊之COOは「CHAdeMO協議会で充電器インフラの標準化を進めている通り、充電器の規格は同じ。他社製EVでも充電可能」とした。
正式な価格や、導入時期、主な取引先や台数計画などについては「現在検討中。しかるべき時期に発表する」(同氏)とした。