日産 リーフ、米で受注スタート…見込み客は11万5000人超

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北米日産は20日、米国における日産『リーフ』の先行受注を開始した。先行受注は、専用ウェブサイトに登録した人を対象に行われ、その数は11万5000人以上に達する。

新型リーフは、2009年8月にデビュー。ひと目でEVとわかる専用ボディに、専用パワートレイン&プラットホームを採用。モーターは最大出力108ps、最大トルク28.5kgmを生み出し、前輪を駆動する。2次電池はラミネート型の小型リチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は24kWh。最高速は140km/h、最大航続距離は160kmという性能だ。

充電はフロントノーズのソケットにプラグを差し込んで行い、家庭用200Vコンセントと急速充電器の2種類に対応。充電時間は200Vが約8時間。急速充電器なら約30分で80%までチャージできる。日本では4月1日から予約がスタート。販売は12月から開始され、政府の補助金適用後の実質価格は、299万円からとなる。

北米日産は20日、専用ウェブサイト登録者を対象に、リーフの正式受注を開始。このウェブサイトには、11万5000人以上が登録を済ませており、日産からの案内メールを受け取った顧客は、99ドル(約9000円)の手数料を支払い、正式受注手続きを行う。

米国でのリーフの価格は、3万2780ドル(約304万円)から。米政府による7500ドル(約70万円)の補助金が受けられるため、実質価格は2万5280ドル(約234万円)に下がる。さらに、カリフォルニア州やジョージア州では、独自に5000ドル(約46万円)の税制優遇策を用意。カリフォルニア州では、朝夕の高速道路の渋滞時、優先レーンの走行が認められる。

また、北米日産はリーフのリースプログラムを用意。3年契約の場合、諸費用として初回に1999ドル(約18万5000円)が必要だが、月々349ドル(約3万2000円)の負担でリーフのオーナーになれる。

日産リーフの米国での一般受注開始は、5月15日から。リーフの年内納車を目指す顧客は、今回の先行受注を利用することになる。北米日産のブライアン・キャロライン上級副社長は、「リーフへの関心の高さは、予想を上回る」と語り、確かな手ごたえを感じている様子だ。

《森脇稔》

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