【北京モーターショー10】BMWの新型EV、2013年に発売

自動車 ニューモデル モーターショー
新型EVの発売を2013年と発表
新型EVの発売を2013年と発表 全 2 枚 拡大写真

BMWグループは22日、北京モーターショー開幕前夜のプレスイベントを開催。BMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は、「新型EVを2013年に発売する」と宣言した。

このEVは、『メガシティビークル』(プロジェクトネーム)と呼ばれる小型EV。すでにドイツ・ライプツィヒ工場で生産されることが決定ずみだ。

BMWは2010年1月、デトロイトモーターショーに、『1シリーズクーペ』をベースにした実験用EV、『コンセプトアクティブE』を出品。同車は『MINI E』に続く、BMWグループのEV実験車第2弾だった。

コンセプトアクティブEは、最大出力170ps、最大トルク25.5kgmを発生するモーターを、リアアクスルに搭載。2次電池はBMWと協力関係にあるSB Liモーティブ社製のリチウムイオンバッテリーで、ボンネットと燃料タンク部分にレイアウトした。前後重量配分は、ほぼ50対50という理想的なバランスを実現する。

リチウムイオンバッテリー搭載により、車両重量は1800kgへ増加。それでも、0 - 100km/h加速は9秒以下、最高速は145km/h(リミッター作動)の動力性能だ。充電は欧州規格の230V/240V、50Aソケットで約3時間、米国規格の32Aソケットで約4.5時間。最大航続距離は、約160kmである。

BMWは、このコンセプトアクティブEを使用して、EVの大規模実証実験を行う計画。そのノウハウが、市販EVのメガシティビークルに応用される。

またBMWは、SGLカーボン社、SGLオートモーティブファイバー社と合弁会社を立ち上げ、低コストのカーボンファイバーなど、次世代軽量素材の開発に着手。メガシティビークルには、その成果が反映され、軽量車体に仕上げられるという。

BMWグループのノルベルト・ライトホーファー会長は、「我々のEVは既存の車よりも軽く、新しい小型車の基準を打ち立てる1台」と、自信をのぞかせている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る