ジウジアーロがオイルのパッケージをデザイン

自動車 ビジネス 海外マーケット
Gエナジー
Gエナジー 全 5 枚 拡大写真

伊ジウジアーロ・デザインはこのほど、ロシアのエネルギー会社「ガスプロム・ネフト」の新モーターオイル・ブランド『Gエナジー』のパッケージデザインを手がけた。

ジウジアーロ・デザインは、ジョルジェット・ジウジアーロ率いる「ジウジアーロ・グループ」で、自動車以外のプロダクトデザインを担当している部門。

いっぽうのガスプロム・ネフトは、ロシア最大手のエネルギー企業『ガスプロム』の子会社。同社は昨2009年、イタリア南部バーリに年産3万tの潤滑油精製工場を建設しており、Gエナジーもそこで精製される。

Gエナジーシリーズは、10年中にロシアおよびヨーロッパで40種類以上のラインナップを準備し、発売することを予定している。イタリア市場ではシェア10%を目指す。同時に、メーカーの純正採用獲得も目標にしている。

そのように期待のかかった製品開発にあたり、ガスプロム・ネフトはジウジアーロの力を動員したかたちだ。ジウジアーロ・デザインは、パッケージのデザインのみならず、ラベルのデザインやブランド構築も手がけた。4月に行なわれた発表会で、ジョルジェット・ジウジアーロ会長は「私たちのすべての能力が求められる困難な仕事だった。商品は企業の顔だから」とコメントしている。

製品化されたパッケージは、1リットル用と4リットル用の2種類。ガスプロム・ネフトのアレクサンダー・デュコフ代表は「ガレージの中に置いておいて、観賞に値する」とその仕上がりに胸を張る。

このロシア系新規参入ブランドが、ジウジアーロのモダーンなパッケージとブランド構築で、どこまで欧州市場で勢力を拡大できるか、注目に値する。

《Mari OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る