電車のパンタグラフ脱落 踏切でクレーンが架線を引っ掛ける

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14日午前9時15分ごろ、長野県松本市内にあるJR大糸線の踏切で、通過中の普通列車がパンタグラフを破損させる事故が起きた。直前に通過したクレーン付きトラックが架線を引っ掛けたことに気づかず、吊り下げ設備を破壊したことが原因とみられる。

長野県警・松本署によると、事故が起きたのは14日の午前9時15分ごろ。松本市宮渕本村(N36.14.23.4/E137.57.20.8)付近にあるJR大糸線の踏切で、通過中の下り普通列車(松本発/南小谷行き、2両編成)の運転士が後方から響く異音に気づいて急ブレーキを掛けた。

列車は踏切から約500m進んだ地点で停止。点検したところ、2両目の屋根部に設置されていたパンタグラフが脱落し、車体側面のガラス3枚を破壊していたことが判明した。割れたガラスの破片を浴びた男子中学生が軽傷。他の乗客約80人にケガはなかった。

事故の直前、この踏切をユニック車(クレーン付きトラック)がクレーンのアームを伸ばしたまま通過。架線を引っ掛け、吊り下げ施設を破壊していたが、列車はこれに気づかず進行したため、垂れ下がった架線にパンタグラフが衝突。台座から引きちぎられるようにして脱落したとみられる。

警察ではユニック車を運転していた安曇野市内に在住する56歳の男性から過失往来危険容疑で事情を聞いているが、調べに対して男性は「クレーンを下げ忘れたまま走行した」などと話しているようだ。

《石田真一》

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