人とくるまのテクノロジー展会場内を歩いていると、カン高いレーシングサウンドが! リッターバイクのデモ動画でも流しているのかと思って音の出所に行ってみると、それは矢崎総業のブース。ブースの柱に埋め込まれていたのは、レクサス『LFA』のメーターパネルだった。
テスト走行のロガーデータを使い、メーターをデモ展示しているのである。メーター自体はTFT液晶の楕円型で、タコメーターのベゼルが左右に可動する。まるで2枚の液晶が重なって配置されているように見えるが、1枚の液晶上で表示を動かすことでそう見せているのだと言う。
タコメーターは白いサークルがエンジンの状況によってグリーンやレッドに全体が代わり、シフトなどを促すらしい。それにしても排気音やエンジン音に合わせて踊るタコメーターの針の動きの鋭さがスゴイ。一瞬、レッドゾーンに飛び込む針の動きに、見る人の目も釘付けに。
先の東京モーターショーでも展示されていたレース用の試作クランクもあったし、青山製作所はインテリアの飾りボルトなどをディスプレイ。神戸製鋼は高耐熱チタン合金を開発、LFAに採用されたことをアピールしていた。
予約受付から、アッと言う間に完売になってしまった、すでに伝説をもつスーパーカー、LFA。そのメカニズム1つ1つも、実に魅力的であることを、この展示会でも教えられた。