5月31日午前2時50分ごろ、東京都豊島区内の都道で、歩道に乗り上げて走行していた2人乗りのバイクに対し、近くの交番にいた警官が注意したところ、近くのビル解体工事現場に向けて拳銃を発砲する事件が起きた。バイクはそのまま逃走している。
警視庁・目白署によると、事件が起きたのは5月31日の午前2時50分ごろ。豊島区南池袋1丁目(N35.43.22.8/E139.42.53.1)付近の都道で、歩道に2人乗りのバイクが乗り上げたまま走行しているのを、車道を挟んだ反対側にある交番に居合わせた署員が目撃した。
この署員が「何やっているんだ」と大声で注意しながら駆け寄ろうとしたところ、後部に同乗していた男が解体中の建物に向かって拳銃で2発を発砲。拳銃をその場に投げ捨てて逃走した。銃弾は2発とも金属製の掲示板に命中。周辺には空の薬きょう2つも落ちていたという。
警察では発砲事件として捜査を開始。逃げたバイクの行方を追っている。バイクに乗っていた2人の男はいずれもフルフェイスのヘルメットを着用。年齢などはわかっていない。
現場のビルは今年2月から解体工事が始まっており、警察ではビル解体などを巡って何らかのトラブルが発生していなかったかどうかについても調べを進める方針だ。