アウディオブアメリカは2日、5月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は9205台で、前年同月比は22.7%増。7か月連続の前年実績超えで、5月としては過去最高の台数を記録した。
好調なのはSUVの『Q5』で、月間新記録となる2037台を販売。前年同月比は44.2%増と躍進した。『A5』シリーズも145.4%増と大きく伸びて、月販過去最高の1757台をセールスした。『A6』シリーズも、51.9%増の784台と支持を集める。
また、エントリーモデルの『A3』シリーズは、前年同月比77.1%増の496台を販売。このうち、48%をクリーンディーゼルのTDI搭載車が占めた。大型SUVの『Q7』は、前年同月比16.2%減の666台。こちらもTDI搭載車の比率が、全体の33%と高い。
一方、主力モデルの『A4』シリーズは、3189台をセールス。前年同月比は7.5%減と、3か月連続のマイナスだ。
アウディの今年1 - 5月の米国新車セールスは、前年同期比31.4%増の3万9839台。アウディオブアメリカのヨハン・ダ・ネイスン社長は、「顧客はパフォーマンスや経済性に優れる高級車として、アウディを選択している」と、その商品力に自信をのぞかせている。