【マツダ プレマシー 新型発表】空気と“NAGARE”の流れ

自動車 ニューモデル 新型車
プレマシー
プレマシー 全 6 枚 拡大写真

マツダが発売した新型『プレマシー』のデザインは、これまでショーカーなどでトライしてきたデザインモチーフである“NAGARE”が量産車として初めて採用されている。

[写真6点]

“NAGARE”を説明するにあたってデザイン本部デザイン戦略スタジオチーフデザイナーの田畑考司さんは、まず空力デザインについて語る。基本的に、空気は車の表面に沿って流れて(実際は車が動いているのだが)、渦を作らないことが求められる。

「ボンネットに段差を付け波のようにして、風切り音の対策をしたり、ボンネットのサイドも立体的にして、カウルに行く方とサイドに行く方に空気を誘導するようにしています」

ドアミラーあたりで空気が渦巻いてしまうと、いくらフロントで工夫をしても車体から剥離して駄目なので、いかにミラーからサイドに向かってきれいに流すかが勝負なのだという。「きれいに(空気が)流れれば、後ろで剥離させていけばいいのです」。

この空気の流れを“NAGARE”は表わしている。「フェンダーからミラーを避けながら流れていくようにしていて、空気の流れに沿っているのです。空気ではなく、水の塊であったとしても、波は当然この“NAGAREと同じようになるし、そこに岩があったら波紋が出来るでしょう」。

そのこだわりはサイドのウインカーの位置にも表れている。「最近流行りのドアミラーにウインカーを入れるタイプでは意味が無くなるのです。ウインカーをフェンダーに入れることで、それが小石の役割となって“NAGARE”に価値が出てくるのです」という。つまり、小石があることで水の流れに動きが出てきているのだ。

田畑さんは、「このクルマは、木陰の中でもきれいなリフレクションを表しますし、夜景の中でも“NAGARE”造形がきれいに光を流して、エモーショナルな感じが楽しめると思います」という。そのあたりはぜひ色々なシチュエーションで見てみよう。

「自分で手洗いしている時にこういうボディの面だとか、このラインはこんな風につながっているんだとか、ちょっとずつ色々なところに気づいてもらって愛着を増してもらえると嬉しいですね」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『GR KART』発売、子どもから大人まで共有できる入門用カート…38万5000円
  2. 日産『エクストレイル』、車中泊仕様「マルチベッド」を改良…536万2500円から
  3. 最新安全装備との両立を実現…ダムドが『ジムニーノマド』2型・『ジムニー/シエラ』5型向けカスタムパーツを同時発売
  4. VWグループ、「未来計画2030」を承認…5万人削減・モデル半減など大規模変革へ
  5. ジープ『ラングラー ルビコン』に「ファイナル エディション」、日本市場最後の2ドアは140台限定…899万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
ランキングをもっと見る