6日午前10時ごろ、京都府亀岡市内の国道9号を走行中の乗用車が歩道に乗り上げ、女性2人を次々にはねる事故が起きた。このうち1人は死亡。警察はクルマを運転していた18歳の少年を現行犯逮捕した。居眠り運転が事故の主因とみられている。
京都府警・亀岡署によると、乗用車は歩道に乗り上げて暴走し、歩いていた75歳の女性に衝突。金属フェンスをなぎ倒しながら進行を続け、自転車に乗って信号待ちをしていた35歳の女性にも衝突。さらにブロック塀に突っ込み、ようやく停止した。
この事故で75歳の女性は頭部強打が原因でまもなく死亡。35歳の女性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。警察はクルマを運転していた同市内に在住する18歳の少年を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
現場は亀岡市下矢田町3丁目付近で、片側1車線の直線区間。現場にブレーキ痕は無く、歩道に乗り上げた後も40-50km/hの速度を維持していたという目撃情報もあることから、警察では居眠り運転が事故の主因と推測している。
逮捕された少年は今年免許を取得したばかり。当日は午前0時から8時まで勤務。自宅に帰る途中で事故を起こしていた。