日産自動車は20日、今年12月に予定している電気自動車(EV)『リーフ』の国内での発売に向けて、9月から全国の日産ディーラーで戸建て住宅向けの充電器設置工事取り次ぎでJMと協力すると発表した。
これにより、リーフの購入希望者で充電インフラが無くても、日産ディーラーでリーフの購入から充電器設置工事手配までのサービスを受けることができるようになる。
JMは、全国を網羅する1000以上の電気工事パートナーのネットワークと、情報データベースの一元化で、日本全国で充電器設置工事を行える。リーフの商談とともに、充電器を設置を希望すれば、リーフ納車前までに施工を完了する。
日産の推奨工事仕様に基づく標準的な工事を実施した場合、工事価格は10万4000円となる。施工後のアフターサービスについても、緊急時には2時間以内に対応するとしている。
EVは充電インフラが整っていないことが普及の最大のネックの一つ。日産は、自宅などに充電設備の設置を希望する顧客が簡単に申し込める環境を提供することで、EVの購入を希望するユーザーの不安を払しょくするねらい。