【スバル インプレッサ STI 4ドア】気持ちよさのための「ピロ足」

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インプレッサ WRX STI 4ドア
インプレッサ WRX STI 4ドア 全 6 枚 拡大写真

4ドアの登場と同時におこなわれたマイナーチェンジでは、5ドアも含めて足回りがリファインされた。進化のテーマは「意のままに操る愉しさ」だ。

画像6枚:インプレッサ WRX STI 4ドア

「力を入れたのは、より一層のしっかり感。そしてスポーツ走行領域でのアンダーステアの低減ですね。」というのは、スバル技術本部・車両研究実験第1部の伊藤和弘氏だ。伊藤氏は、ニュルブルクリンクでの走行テストにも参加したメンバーのひとりである。

サスペンションは、車高を5mm下げたほかフロントサスペンションのロアアーム(アルミ鍛造製)を新設計。アームのリヤ側にはなんとピロボールブッシュを採用、リヤサスのサブフレームを支えているブッシュも強化して剛性を高めている。

「しっかり感は、バネレートとかスタビの硬さをアップして対応しています。アンダーステアの低減は、フロントロアアームにピロを組んだことが効いていますね。ダイレクト感も上がりました。」(伊藤さん)

しかし、市販車へピロボールを採用する例はほとんどない。なぜなら、走りに関しては都合がいいが、耐久性や生産面など走り以外の面ではでいくつかのデメリットを生んでしまうからだ。

「最大のネックは、耐久性です。市販車としての要件を満足させるために、形状などにはかなり工夫し、苦労しました。」と伊藤さん。

「ピロボールの採用は我々(実験部)からの提案で、高い次元の走りのためになんとしてもやりたかった。だから性能的なアピールをたくさんして、周囲を説得したんです。設計や生産部門にはたくさんの迷惑をかけましたね。」

とにかく走りの爽快感。今回のサスペンションの大改良は、そんなこだわりを具現化したものなのだ。

《工藤貴宏》

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