スバルオブアメリカは23日、2011年モデルの『インプレッサWRX』シリーズの価格を公表した。約3年ぶりに復活した4ドア『WRX STI』は、5ドアSTIを下回る戦略的価格設定だ。
スバルオブアメリカの発表によると、5ドアSTIのベース価格は3万4995ドル(約307万円)。これに対して、4ドアSTIのベース価格は3万3995ドル(約298万円)と、1000ドル(約9万円)安い。それぞれ納車費用として、725ドル(約6万5000円)が加算される。
ちなみに、日本でのSTIの価格は、2.5リットルターボ+AT仕様の「Aライン」が、5ドア、4ドアともに315万円。2.0リットルターボ+6速MT仕様では、5ドアが368万5500円、4ドアが373万8000円と、4ドアが5ドアを5万2500円上回る。
もちろん、日本仕様と米国仕様では、装備の違いなどがあるため、価格の単純比較はできないが、米国では販売の中心となる4ドアに、戦略的値付けが行われたと見ることができる。
スバルの今年上半期(1~6月)米国新車販売は、前年同期比35%増の12万5960台と非常に好調。インプレッサWRXシリーズの2011年モデルは、9月に米国上陸を果たす予定だ。