アイシン精機が30日に発表した2010年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が430億6100万円となり、前年同期の208億円の赤字から一転して黒字に転換した。
売上高は前年同期比44.4%増の5696億1300万円となった。トヨタ自動車の自動車生産台数の回復が本格化し、グループで受注が好調に推移した。
収益は、売上げ増の効果で経常利益は481億3600万円、当期純利益は215億3800万円とそれぞれ黒字に転換した。
想定以上に業績が好転しているため、中間期業績見通しは上方修正したが、9月末でエコカー補助金制度の打ち切りで、10月以降の国内需要の走行が不透明なことなどから、通期業績見通しは前回予想を据え置いた。