曙ブレーキ工業が発表した2010年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が43億9700万円と黒字に転換した。前年同期は8億0700万円の赤字だった。
売上高は前年同期比106.3%増の564億3500万円と前年同期の2倍の増収となった。昨年12月にロバート・ボッシュの米国2工場を買収したほか、自動車生産台数の回復で受注が順調に推移した。
収益も売上げの増加などの効果で経常利益は42億400万円、当期純利益は24億2700万円だった。
通期業績予想は、エコカー補助金の9月末での終了で国内販売の需要は落ち込む見通しだが、海外向けが予想を上回るペースで進捗する見込み。このため、売上高は従来予想よりも260億円増となる2200億円、経常利益が45億円増の105億円、最終利益が30億円増の60億円に上方修正した。