BMWグループ米国販売10.1%増、新型 5シリーズ 効果…7月実績
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BMWブランドは、前年同月比16.4%増の1万9064台。その内訳は、乗用車系が13%増の1万5140台、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)が31.8%増の3924台だ。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が前年同月比11.3%増の8897台と回復。『5シリーズ』も新型投入の効果で、9.6%増の2724台をセールスした。『1シリーズ』も53.3%増の1392台、『6シリーズ』も291.7%増の987台と好調だった。
その一方、『7シリーズ』は前年同期比21.5%減の904台と後退。『Z4』も61.6%減の236台と落ち込む。
SAVでは、マイナーチェンジを受けた『X5』が、前年同月比50.5%増の2815台と人気。モデル末期の『X3』も18.4%増の559台と支持された。しかし、『X6』は13.2%減の550台とマイナスへ転じている。
MINIブランドは、前年同月比11.2%減の4326台。『MINIクーパー/クーパーS』が、2.9%増の3125台とセールスを伸ばした。
BMWグループの10年1~7月米国新車販売は、前年同期比6.8%増の14万4975台。BMWオブノースアメリカのジム・オドネル社長は、「新型5シリーズに対する顧客の反応はいい。新規の顧客も取り込んでいる」と、コメントしている。
《森脇稔》